研究課題/領域番号 |
25870912
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境政策・環境社会システム
史学一般
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研究機関 | 和光大学 |
研究代表者 |
森下 直紀 和光大学, 経済経営学部, 講師 (40589644)
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連携研究者 |
渡辺 公三 立命館大学, 先端総合学術研究科・環太平洋文明研究センター, 副総長 (70159242)
花田 昌宣 熊本学園大学, 社会福祉学部・水俣学研究センター, 教授 (30271456)
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研究協力者 |
小塩 和人 上智大学, 外国語学部・アメリカ・カナダ研究所, 教授
Paishk John Wabaseemoong Independent Nations, Chief
Fobister Simon Grassy Narrows First Nation, Chief
Aitkinhead Thor Solidarity Group Free Grassy
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 水俣病 / カナダ / 先住民 / 環境正義 / 環境史 / オジブエ / 水俣学 / 水銀 / 先住民社会 / グラッシー・ナローズ / ホワイト・ドッグ / 公害 / 環境政策 / 文化人類学 / 国際情報交換 / 国際研究者交流 |
研究成果の概要 |
本研究では、1970年代に発見された川魚の水銀汚染によるオジブエ先住民の健康被害に対する問題について、問題が発見されるまでの歴史的な背景と、問題に関わる各アクターの抽出、およびその分析をおこなった。その結果、水銀汚染対策もまた彼らをカナダ社会に同化させる政策の一部として機能してきたことが明らかとなった。他方で、そうした政策に抗い、彼らの伝統的な生活を維持・再興するために、カナダ連邦政府や地方政府との協議の場を継続し、また日本を含むカナダ国内外の専門家と連携をおこないながら、国家内に位置づけられた先住民社会の新しい在り方を模索し続けている状況について分析をおこなった。
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