研究課題/領域番号 |
25870919
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
思想史
|
研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
近藤 俊太郎 龍谷大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (00649030)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 近代日本 / 仏教史 / 宗教史 / マルクス主義 / 反宗教 / 宗教批判 / 無神論 / 宗教肯定 / 親鸞 / 三浦参玄洞 / 妹尾義郎 / 三木清 / 服部之総 / 国体 / 家永三郎 / 二葉憲香 |
研究成果の概要 |
報告者は、近代日本における反宗教運動と仏教の論争を研究課題として、その論争の全体像を再構成すべく史料を調査・発掘し、蒐集した史料の分析作業を進めた。 分析の結果、①マルクス主義の宗教批判は宗教者の社会的立場に集中していたこと、②仏教徒による宗教批判への応答は、宗教の内面的・精神的次元を強調するものであったこと、③したがって反宗教運動と仏教との論争が理論的次元では全くかみ合っていなかったこと、④反宗教運動が宗教界に衝撃を与えたのは、宗教者の社会的地位や経済的優位性に対する不満が社会に広範に存していたからであったこと、をあきらかにした。
|