| 研究課題/領域番号 |
25870931
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| 研究種目 |
若手研究(B)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 研究分野 |
教育心理学
特別支援教育
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| 研究機関 | 関西大学 |
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研究代表者 |
加戸 陽子 関西大学, 文学部, 教授 (10434820)
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| 研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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| 配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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| キーワード | 実行機能 / 発達障害 / 自閉スペクトラム症 / 注意欠如多動症 / 併存 / 神経心理学的検査 / 認知的発達 / 自閉症スペクトラム障害 / ADHD併存 / Keio版ウィスコンシンカード分類テスト / 広汎性発達障害 / 注意欠如/多動性障害 / ウィスコンシンカード分類テスト / Rey複雑図形 / 注意欠陥/多動性障害 / 自閉症スペクトラム |
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| 研究成果の概要 |
本研究では神経発達障害の認知特性とその発達的変化の解明を目的として各種神経心理学的検査による検討を行った。Keio版ウィスコンシンカード分類テスト(KWCST)による自閉スペクトラム症(ASD)群、ASDと注意欠如/多動症(ADHD)の併存群および定型発達(TD)群の年齢群別比較の結果、年長群において両臨床群間の認知的相違を認めた。年長併存群はTD群と同等の成績であり、併存群の認知的発達の遅れ、もしくはADHD症状がASD認知特性に拮抗的に作用することが推測された。また、ASD ではKWCSTの遂行過程において言語情報と非言語情報の双方に対する推理力が重要な役割を果たしていることが推測された。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DSM-5の改訂によって自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如/多動症（ADHD）との併存が認められたが、両障害の併存がもたらす認知的影響や相違の有無、およびそれらの発達的相違については十分には解明されていない。本研究では包括的な実行機能評価法であるKeio版ウィスコンシンカード分類テスト(KWCST)による検討の結果、併存群では年長群において定型発達群と同等の成績を認め、ASD群との認知的相違とともに、年長併存群でのADHD症状が実行機能検査結果におよぼす影響について報告した。併存群での認知面の発達的変化のさらなる検討の必要性や検査成績解釈上の留意点についても指摘した。
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