熱帯産植物資源からの抗リーシュマニア活性物質の探索及び作用メカニズムに関する研究

• 研究課題/領域番号: 25870985
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 天然資源系薬学; 化学系薬学
• 研究機関: 徳島文理大学
• 研究代表者: 安元 加奈未 徳島文理大学, 薬学部, 助教 (70412393)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2013年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: リーシュマニア症 / 熱帯植物 / ミャンマー / 構造決定 / 抗リーシュマニア活性 / ペルー / 天然物化学

研究成果の概要

本研究では、熱帯植物から抗リーシュマニア活性物質を探索し、活性化合物の薬理活性機構解明の一助となるべく新たなスクリーニング系開発を目的として研究を行うものである。一次スクリーニングにて活性の見られた植物エキスの中から、パパイヤ科、クマツヅラ科、およびショウガ科植物の各エキスより活性化合物の単離構造決定を実施した。これらの Leishmania 原虫に対する抗リーシュマニア活性と、宿主細胞モデルとしてRAW264.7細胞に対する影響を検討した。次に、原虫ミトコンドリア系呼吸鎖酵素群に対する阻害活性を検討する為、ルシフェラーゼ発光による原虫内ATPの定量試験を行い、スクリーニング系を構築した。

研究成果

• [雑誌論文] Biogenic Polyamines Capture CO2 and Accelerate Extracellular Bacterial CaCO3 Formation (2014)
  • 著者名/発表者名: Ko Yasumoto, Mina Yasumoto-Hirose, Jun Yasumoto, Ryo Murata, Shun-ichi Sato, Megumi Baba, Kanami Mori-Yasumoto, Mitsuru Jimbo, Yasukatsu Oshima, Takenori Kusumi, Shugo Watabe
  • 雑誌名: Marine Biotechnology 巻: 印刷中 号: 4 ページ: 465-474
  • DOI: 10.1007/s10126-014-9566-z
  • 査読あり
• [雑誌論文] N’-[2-(7,8-Dimethyl-2,4-dioxo-3,4-dihydrobenzo[g]pteridin-10(2H) -yl)ethylidene]-4-nitrobenzohydrazide. (2014)
  • 著者名/発表者名: Morikawa M., Kino K., Asada E., Katagiri K., Mori-Yasumoto K., Suzuki M., Kobayashi T., Miyazawa H.
  • 雑誌名: Molbank 巻: 2014 号: 4 ページ: M836-M836
  • DOI: 10.3390/m836
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] New leishmanicidal stilbenes from a Peruvian folk medicine, Lonchocarpus (2013)
  • 著者名/発表者名: Hiroyuki Fuchino, Fumiyuki Kiuchi, Azusa Yamanaka, Akihiro Obu, Hiroshi Wada, Kanami Mori-Yasumoto, Nobuo Kawahara, Diana Flores, Olga Palacios, Setsuko Sekita, Motoyoshi Satake
  • 雑誌名: Chemical and Pharmaceutical Bulletin 巻: 61(9) ページ: 979-982
  • 査読あり
• [雑誌論文] Involvement of brain oxidation in the cognitive impairment in a triple transgenic mouse model of Alzheimer's disease: Non-invasive measurement of the brain redox state by magnetic resonance imaging. (2013)
  • 著者名/発表者名: Ishihara Y, Itoh K, Mitsuda Y, Shimada T, Kubota T, Kato C, Song SY, Kobayashi Y, Mori-Yasumoto K, Sekita S, Kirino Y, Yamazaki T, Shimamoto N.
  • 雑誌名: Free Radic Res. 巻: 47 号: 9 ページ: 731-739
  • DOI: 10.3109/10715762.2013.818218
  • 査読あり
• [学会発表] 抗リーシュマニア活性を有する薬用植物の探索（その27）－ペルー産植物 Mito Carica candicans Gray の成分について－ (2015)
  • 著者名/発表者名: 安元(森) 加奈未, 渕野裕之， Diana Flores ，佐竹元吉，代田修, 関田節子
  • 学会等名: 日本薬学会第135年会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2015-03-26 – 2015-03-28
• [学会発表] 第4回薬用資源の現地調査 (2015)
  • 著者名/発表者名: 安元 加奈未
  • 学会等名: 第14回ミャンマーフォーラム
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2015-02-18
  • 招待講演
• [学会発表] Anti Dengue and Leishmanicidal Activities of Flavonoids from Thai Medicinal Plant (2014)
  • 著者名/発表者名: [3].Kaoru Umehara, Tomoko Abe, Kazuya Hidari, Takashi Suzuki, Kanami Mori-Yasumoto, Setsuko Sekita, Orawan Monthakantirat, Wanchai De-Eknamkul, Hiroshi Noguchi
  • 学会等名: The XXVIIth International Conference on Polyphenols & The 8th Tannin Conference (ICP 2014)
  • 発表場所: Nagoya, Japan
  • 年月日: 2014-09-02 – 2014-09-06
• [学会発表] ポリアミンはCO2を捕捉し石灰化を促進する
  • 著者名/発表者名: 安元 剛，廣瀬(安元)美奈，村田龍，安元純，安元(森)加奈未，神保充，渡部終五
  • 学会等名: 第15回マリンバイオテクノロジー学会大会
  • 発表場所: 沖縄
• [学会発表] 沖縄産生物ライブラリーを活用した新規シデロフォアの単離・構造決定
  • 著者名/発表者名: 廣瀬(安元)美奈，長浜夏樹，大城要平，安元(森)加奈未，安元純，安元 剛
  • 学会等名: 第15回マリンバイオテクノロジー学会大会
  • 発表場所: 沖縄
• [学会発表] ミャンマー産植物の抗リーシュマニア活性物質の探索
  • 著者名/発表者名: 安元加奈未，泉本頌子，渕野裕之，大井 高，代田修，我妻豊，楠見武徳，佐竹元吉，関田節子
  • 学会等名: 第55回天然有機化合物討論会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] PolyamineはCO2を捕捉し石灰化を促進する
  • 著者名/発表者名: 安元 剛，廣瀬(安元)美奈，村田龍，佐藤駿一，馬場愛美，安元純，安元加奈未，坂田剛，神保充，大島泰克，楠見武徳，渡部終五
  • 学会等名: 第55回天然有機化合物討論会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] パキスタン産 Artemisia scoparia の抗リーシュマニア活性物質
  • 著者名/発表者名: 黒柳正典,代田修, 安元加奈未, 関田節子, 渕野裕之, 牧野正和, 藁科力
  • 学会等名: 第57回香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会
  • 発表場所: 埼玉
• [学会発表] 第3回薬用資源の現地調査
  • 著者名/発表者名: 安元（森）加奈未
  • 学会等名: 第13回ミャンマーフォーラム
  • 発表場所: 東京
  • 招待講演
• [学会発表] 抗リーシュマニア活性を有する薬用植物の探索（その26）－ミャンマー産植物 Dahat Tectona hamiltoniana Wall. の成分について－
  • 著者名/発表者名: 安元(森)加奈未, 内藤小百合，中津里花，代田修，我妻豊，渕野裕之，佐竹元吉，関田節子
  • 学会等名: 日本薬学会第134回年会
  • 発表場所: 熊本
• [学会発表] フルチカゾンプロピオン酸エステルのアルカリ溶液中分解物の化学構造
  • 著者名/発表者名: 原田志保，栗田拓朗，安元（森）加奈未，代田修，徳村忠一
  • 学会等名: 日本薬学会第134回年会
  • 発表場所: 熊本
• [学会発表] NMRを用いた各種PolyamineのCO2吸収機構の解明
  • 著者名/発表者名: 安元 剛，馬場愛美，金子結依，神保充，渡部終五，安元(森) 加奈未，廣瀬(安元)美奈，楠見武徳
  • 学会等名: 平成26年度日本水産学会春期大会
  • 発表場所: 北海道