研究課題/領域番号 |
25871058
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
感性情報学
家政・生活学一般
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
安川 涼子 奈良女子大学, 生活環境学部, 特任助教 (30646633)
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研究協力者 |
郷田 直一 生理学研究所, システム脳科学研究領域, 助教
小松 英彦 生理学研究所, システム脳科学研究領域, 教授
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 質感 / 繊維材料 / 風合い / 視覚 / 触覚 / 感覚的印象 / 視触覚 / 心理 / 物性 / 繊維生理 / 脳情報 |
研究成果の概要 |
繊維材料の質感をもたらす要因や質感の情報処理メカニズムについて、布の風合いに関わる物性、布に対する感覚的印象、質感認知に関する脳活動の視点から検討した。第一に、硬さ(圧縮・せん断・引張りの物性)の異なる布サンプルを見て触れる経験をすると、その布の画像に対する視覚的質感が変化することを明らかにした。さらに脳活動計測の結果から、経験により脳の視覚野内の一部領域で変化が見られ、視覚的質感と関係することがわかった。また、市販の布サンプルについて、物性と質感、特に触覚的涼暖感と薄厚感について高い相関関係があることを見出した。以上の結果から、繊維材料の質感要因や質感認知の情報処理の一端が明らかになった。
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