研究課題/領域番号 |
25871067
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
考古学
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
花坂 哲 筑波大学, 人文社会系, 特任研究員 (70512870)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 皮革技術 / 古代エジプト考古学 / 文化人類学 / 民族誌 / 手工業生産 / 民衆生活 / 製革・鞣製業 / 皮革工房 / 手工業技術史 / 民族考古学 / 国際情報交換 / エジプト / ガーナ:エジプト:オランダ |
研究成果の概要 |
アフリカの現代皮革工房の民族調査により、河や井戸から運んだ少量の水と土器を用いた製法の知見を得た。これは水場から離れた立地や、大型水槽が検出されないなどの、考古学的調査から生じた古代工房址の疑問を解消する手がかりとなった。考古資料や民族資料などから多角的に検討した結果、古代エジプトの王朝時代には、すでに植物タンニン鞣しが行われていたことが立証された。また、遺物の研究から、当時の庶民の日常生活に皮革製履物が根付いていたことが明らかとなった。すなわち、従来説よりも植物タンニン鞣しの起源が遡ることが指摘できた点、古代民衆の服飾や食生活の在り方に再考を迫る結果が得られた点に、本研究の成果がある。
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