研究課題
若手研究(B)
クローンブタの作製が2000年に成功して以降、体細胞核移植技術は遺伝子改変技術と合わせて異種移植、生体組織工学、動物疾患モデルなどの様々な生物医学研究分野に応用されているが、その効率は依然として低い。新たな手法として、実験動物であるマウスでは精子幹細胞を利用した遺伝子組換え技術が考案されており、その技術を家畜に応用することを目的として、本課題をスタートした。本課題では、ブタ精子幹細胞特異的バイオマーカーを明らかにし、それらを指標としてブタ精子幹細胞の効率的な単離・濃縮法の開発に取り組んだ。