研究課題/領域番号 |
25871120
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物物理学
細胞生物学
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
松岡 里実 独立行政法人理化学研究所, 生命システム研究センター, 研究員 (00569733)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 細胞極性 / 1分子イメージング / PTEN / PtdIns(3,4,5)P3 / 自己組織化 / 細胞性粘菌 / PI(3,4,5)P3 |
研究成果の概要 |
細胞の進行方向を決定するシグナル分子であるPtdIns(3,4,5)P3 (PIP3)が、PIP3の脱リン酸化酵素であるPTENの細胞膜への局在化を抑制することを明らかにした。1分子イメージングデータの統計解析から、活性状態のPTENはPIP3が結合すると脱リン酸化に伴い細胞膜から排除されることが分かった。不活性状態のPTENはより安定に細胞膜に結合するが、PIP3レベルが上がると活性状態へ遷移することが分かった。これらのメカニズムによるポジティブフィードバックを介してPIP3とPTENの相互排他的な分布が自己組織化的に生じ、細胞の自発運動を実現すると考えられる。
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