研究課題/領域番号 |
25871180
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形態・構造
生物多様性・分類
|
研究機関 | 宇都宮大学 (2016) 山口大学 (2014-2015) 独立行政法人国立科学博物館 (2013) |
研究代表者 |
栗原 望 宇都宮大学, 農学部, 講師 (40456611)
|
研究協力者 |
山田 格
川田 伸一郎
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 形態 / 骨端 / 骨幹 / 椎骨 / 成長 / 進化 / 哺乳類 / 骨格 / 骨成長 / 骨端板 / 脊柱 |
研究成果の概要 |
哺乳類の骨は、両端あるいは片側に「骨端」と呼ばれる小骨を形成するが、その意義については明らかにされていない。本研究では、骨端に関する諸説を検証するとともに、骨端の意義について考察した。 鯨類の椎骨では、骨端の癒合後(骨端と骨幹の間の成長軟骨消失後)に、成長が起こっていた。このことは、骨端が骨成長の制御因子であるという説を否定する。また、成長段階に関わらず、骨端は骨幹よりも緻密で硬いことが分かった。つまり、骨端の存在が、成長に関係なく、丈夫な関節を形成し、激しい運動を可能にする。したがって、骨端は、出生後直ぐに歩行や走行を行わなければならない哺乳類において、独自に獲得された形質であるといえる。
|