研究課題
若手研究(B)
DNAを活用して生物の名前を調べる手法であるDNAバーコーディングを実用化するには、名前をできるだけ正確に調べるための情報が必要である。本研究では、小型の蛾類であるハマキガ科のユーラシア大陸に広く分布する種に注目し、日本産種のDNAバーコード塩基配列と形態情報をもとに分類学的な再検討を行った。その結果、ヨーロッパ個体群と日本個体群で遺伝的にこれまで見過ごされてきた違いがある種の存在や、分類学的な新たな問題点が浮き彫りになった。分類学的な新しい知見を反映した情報を追加し既存の情報の誤りを修正していくことで、DNAバーコーディングの同定精度を向上させその実用化にも寄与できると考える。
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