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近世庭園の様式と地域性に関する基礎的研究-重森編年への検証として

研究課題

研究課題/領域番号 25871246
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 環境農学(含ランドスケープ科学)
建築史・意匠
研究機関独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所

研究代表者

高橋 知奈津  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 文化遺産部, 研究員 (00516601)

研究期間 (年度) 2014-02-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード近世庭園 / 様式編年 / 重森三玲 / 様式庭園
研究成果の概要

重森三玲の代表的著作である『日本庭園史図鑑』(1936-1939)および『日本庭園史大系』(1971-1976)における記載から、重森が庭園の造営年代の根拠を庭園様式に求める際の、様式的特徴について、江戸時代の庭園を対象に、その記載内容を抜粋、分析をおこなった。結果、重森は、池の形状を中心とする地割や、三尊石組や滝石組、護岸石組等の石組の力強さ、植栽における刈込あり方について、各時期の「典型的」な特徴を挙げていることがわかた。一方、個別庭園の年代鑑別においては、石組にみられる特徴が、地割にみられる特徴に優先するかたちで造営年代を遡らせる傾向にあるという仮説が得られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近世の中小規模の庭園は全国に展開し、国あるいは都道府県・市町村により名勝指定がなされているものもある。特に文化財数の少ない地域では、これらは地域の中心的な文化財として、重要な観光資源ともなっている。しかしながら、重森らの調査以降、学術的な研究が十分に蓄積されていない庭園も多い。本研究は、重森の調査研究成果を、現在に十分に生かすとともに、現在の庭園史研究の方法論に則した学術的な検証をおこなっていくための基礎的な研究である。

報告書

(6件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 2014 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 近世造園書にみる「露地」・「茶庭」2019

    • 著者名/発表者名
      高橋知奈津
    • 雑誌名

      平成30年度庭園の歴史に関する研究会報告書 茶の文化と庭園

      巻: - ページ: 20-30

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 造園古書みる「露地・茶庭」2019

    • 著者名/発表者名
      高橋知奈津
    • 学会等名
      平成30年度庭園の歴史に関する研究会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2014-07-25   更新日: 2020-03-30  

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