研究成果の概要 |
減少の危機に瀕するマングローブ林生態系の保全のために,環境負荷と地域住民の意識状況を明らかにした。毎木調査からは、バタム島全体の平均総成長量は899,916t/年、平均地上部成長量は610,996t/年と概算された。聞き取り調査の結果から,平均製炭用伐採量は148,898t/年と概算された。これらの結果から,バタム島で行われている地域住民によるマングローブ製炭業は、比較的環境へのインパクトが小さい状況で行われていると考えられる。この要因として、法規制および製炭業従事者による自主規制(炭窯容量の制限、手作業の維持、択伐)が聞き取り調査から明らかになった。
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