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モークシャーカラグプタ著『論理の言葉』―新出写本にもとづく校訂と資料環境の整備―

研究課題

研究課題/領域番号 25884012
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 中国哲学・印度哲学・仏教学
研究機関東京大学

研究代表者

石田 尚敬  東京大学, 人文社会系研究科, 研究員 (80712570)

研究期間 (年度) 2013-08-30 – 2015-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2014年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード仏教論理学 / インド仏教 / インド哲学 / サンスクリット写本 / チベット語 / モークシャーカラグプタ / 論理のことば
研究概要

本年度は、研究の開始にあたり、インド仏教最後期の論理学者モークシャーカラグプタ(13世紀頃)の綱要書、『論理の言葉』について、これまで出版されたサンスクリット語校訂テキストを可能な限り収集し、調査した。その結果、手書き写本を参照し、そこに見られる異読等を検討したものは、バッタチャリアにより校訂されたGOS(Gaekwad's Oriental Series)版(1942年)と、アイヤンガーによるマイソール版(第2版、1952年)のみであることを確認した。それ以外の校訂本は、それまでに出版された校訂本を参照し、訂正を加えたに止まっている。
さらに、『論理の言葉』原典写本の研究も開始し、カンナダ文字で書写されたマイソール写本、ナーガリー文字で書写されたパタン写本(2本)について、これまでに撮影したカラー写真を用いて解読した。これらの写本の系統関係などは、校訂テキストの序文に記載する予定である。
また、本年度の研究期間中、科学研究費補助金を用いてグジャラート州、ヴァドーダラー市にあるバローダ東洋学研究所を訪問した。同研究所では、『論理の言葉』写本について、カタログに記載のある4点すべてを、現物を手にして調査することができた。調査の結果、うち2点は、20世紀初頭に作成されたと思われる、パタン写本2本(上述)の複製(写真)であることが判明した。それらは経年劣化が進んでいるものの、報告者が2009年に撮影した時点の同写本よりも破損による欠落箇所が少なく、資料として有用である。さらに、うち1点は、パタン写本の複製を用いて新たに作成されたと思われる、ナーガリー文字による手書き紙写本であり、残りの1点は、おそらくGOS版出版のために用意されたと思われるノートであった。
本年度の調査により、『論理の言葉』の資料状況は、これまでに所在が知られているサンスクリット語原典写本も含め、ほぼ明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
理由

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ダルモーッタラによる分別知の考察2014

    • 著者名/発表者名
      石田尚敬
    • 雑誌名

      印度學佛教學研究

      巻: 第62巻第2号

    • NAID

      110009807165

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ダルモーッタラにおける分別知の構造

    • 著者名/発表者名
      石田尚敬
    • 学会等名
      日本印度学仏教学会第64回学術大会
    • 発表場所
      島根県民会館(島根県)
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] 推理の根拠をめぐるインド仏教哲学の思索ーsvabhAvapratibandhaを中心としてー

    • 著者名/発表者名
      石田尚敬
    • 学会等名
      東京大学大学院人文社会系研究科・文学部、インド哲学仏教学研究室第192回研究例会
    • 発表場所
      東京大学山上会館(東京都)
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] 〈知の形象〉は語の意味か―ダルモーッタラの考察を手掛かりとして

    • 著者名/発表者名
      石田尚敬
    • 学会等名
      インド思想史学会第20回学術大会
    • 発表場所
      東京大学山上会館(東京都)
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [図書] 奥田聖應先生頌寿記念インド学仏教学論集(担当論文題目「ダルモーッタラ著『ApohaprakaraNa』の冒頭偈について」)2014

    • 著者名/発表者名
      Lambert Schmithausen、Michael Hahn、原實、荒巻典俊、島田外志夫、他85名
    • 出版者
      佼成出版社
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [図書] 瑜伽行派の五位百法-仏教用語の現代基準訳語集および定義的用例集-2014

    • 著者名/発表者名
      斎藤明、一色大悟、高橋晃一、加藤弘二郎、堀内俊郎、石田尚敬、松田訓典
    • 総ページ数
      331
    • 出版者
      三喜房仏書林
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [備考] 仏教用語の用例集(バウッダコーシャ)および現代基準訳語集

    • URL

      http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~b_kosha/start_index.html

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2013-09-12   更新日: 2019-07-29  

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