研究課題/領域番号 |
25884026
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
榎本 千賀子 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 助教 (80710384)
|
研究期間 (年度) |
2013-08-30 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 写真 / 浮世絵 / 歌舞伎 / 黄表紙 / 写し絵 / 蓄音機 / 活動写真 / 文学 / 芝居絵 / メディア / 声 / 写真史 / 視覚文化史 / 通俗道徳 / 演劇 / メディア史 |
研究成果の概要 |
新潟県南魚沼市六日町の今成家の写真実践の事例分析を中心としながら、日本における明治初頭の写真受容を、歌舞伎や浮世絵、黄表紙などの庶民文化との関連性と、写真以外への領域への社会・文化的影響に注目しつつ分析した。 今成家の事例から、先行する西洋由来の視覚装置への受容を引き継いで生まれた「心を写す写真」や、「声・動きを写す写真」という写真をめぐる定型的イメージを発見し、それらが明治初頭の日本における遊戯的な文化領域に広く共有されていたことを示した。また、「心を写す写真」が文学の近代化に与えた影響と、「声・動きを写す写真」が蓄音機や活動写真などの後続メディアの受容に与えた影響を指摘した。
|