研究課題
研究活動スタート支援
本研究は,日本の住宅地における持続的で良好な居住環境を形成し維持するための仕組みを探るため,この方面で先進的かつ日本と同様に社会階層間の軋轢が比較的少ないカナダの住宅地の地域システムを以下の手法により明らかにし,日本の学ぶべき点を提示することを目的とした.1)東京大都市圏の郊外住宅地における住宅地の地域システムを整理する.2)カナダにおける住宅政策や都市計画の歴史,社会特性および住宅市場の特性を把握する.3)地域調査により,物質的・社会的の両側面から居住環境の実態を明らかにする.4)カナダの住宅地の地域システムと東京圏との比較を行い,日本に応用できる点を提示する.本年度は,1)2)に取り組んだ.まず,これまでの日本の住宅政策や住宅開発の経緯を整理し,国際学会等でその成果を発表した.また,東京大都市圏の郊外においては,茨城県牛久市における地域コミュニティの実態を明らかにした.さらに,カナダのバンクーバーに滞在し,基礎的な文献資料等を収集し,現地の都市地理学者や都市計画の権威らに住宅制度や住宅市場の特性についてのインタビューを行った.
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)
日本都市学会年報
巻: 47
40020217585
都市地理学
巻: 9 ページ: 56-68
Neef, A,. and Shaw, R. eds "Risks and Conflicts, Local Responses to Natural Disasters” Community, Environment and Disaster Risk Management, Emerald Group Publishing Limited
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