研究課題
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本研究ではまず、『明徳記』を考察の中心に据え、その叙述の枠組が、当時の寺社本所領保護政策を背景に成り立っていることを指摘した。また、当時の寺社本所領保護政策と公武関係とのつながりに着目し、『太平記』において、建武政権により再建が計画された大内裏の殿舎等を列挙する記事が、一見啓蒙的意味のみを持つと見えながら、実は公武関係の転換点を描く上で重要な機能を帯びていることを論じた。
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『文学史研究』
巻: 55 ページ: 39-52
120006007093