研究課題/領域番号 |
25884071
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 宮城大学 (2014) 早稲田大学 (2013) |
研究代表者 |
山本 まゆみ 宮城大学, 共通教育センター, 准教授 (60709400)
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研究期間 (年度) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 歴史文化人類学 / ポスト・コロニアル研究 / オリエンタリズム / 文化人類学史 / 比較学説史 / 人類学 / オリエンタリズム批判 / 近代日本 / 博覧会 / 万国博覧会 / 資本主義 / 大衆化 / 記憶 / 東洋史 |
研究成果の概要 |
本研究は、文化進化論をテーマに人間を「展示した」1889年パリ万博を観た人類学者坪井正五郎が、後日企画した1903年「学術人類館」から、彼の理論背景と当時の社会状況が、どのように展示に反映していたかの理解を目的とした。 成果として①坪井の理論背景が欧米の当時の先端理論に類似し、社会進化論的単一進化論ではなく、文化伝播論的観点から日本人種を見出していたことが判明した。②学術人類館の「展示」の人間には、政治的にも人種的にも関わりの薄いジャワ人がいたが、ジャワ人は、植民地宗主国オランダ以外の博覧会へ頻回に展示されており、博覧会における「展示」される人を扱う産業に関する今後の調査課題が見いだされた。
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