研究課題
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ドイツの批評家ヴァルター・ベンヤミン(1892-1940)は、その著作において美の「仮象(Schein)」についての考察を行っている。「見かけ」、「見せかけ」、「輝き」を意味し、両義的な価値を持つ「仮象」の語は、とりわけ19世紀ドイツ美学における重要な論点のひとつであった。本研究は、仮象についてのベンヤミンの論考を他の美学史上の言説と比較検討することを通して、近代における仮象概念の転回を明らかにするものである。
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