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高不安者におけるネガティブな思考の抑制:ワーキングメモリの制御機能からの検討

研究課題

研究課題/領域番号 25885116
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 臨床心理学
研究機関西南学院大学

研究代表者

上田 紋佳  西南学院大学, 公私立大学の部局等, その他 (60707553)

研究期間 (年度) 2013-08-30 – 2015-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2014年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードワーキングメモリ / 不安 / アナログ研究 / 制御機能
研究概要

不安障害の中心的症状として,一度生じたネガティブな思考が持続し,いつまでも抑制できないというネガティブな思考の抑制の困難がある。本研究では,不安障害者や健常者の高不安者がネガティブな思考を抑制できない背景として,これまで検討されてこなかったワーキングメモリの制御機能の低下に着目した。本研究の目的は,「不安障害のネガティブな思考の抑制の困難はワーキングメモリの制御機能の低下によって起こる」という仮説を,高不安者(不安傾向が高い健常者の大学生)を対象として検証することであった。
本年度は,実験研究と実験研究を行うための準備としての調査研究とを行った。実験研究では,ワーキングメモリの制御機能を検証するための,実験課題の作成を行った。制御機能の3つの代表的な機能のうち,ネガティブな思考の抑制と関連が強いと考えられる情報を更新するなどの機能であるupdatingの機能に注目した。具体的には,updating機能を測定する代表的な課題である N-back課題を用いて, 無関連情報の抑制と関連情報の活性を測定するための課題を作成した。調査研究では,高不安者を高い精度でスクリーニングができる質問紙の開発のための予備的検討として,項目反応理論(IRT)を用いて行った。調査の結果,尺度の精度を高めるために,2因子を仮定した尺度の作成の必要性が示された。
また,ワーキングメモリと感情に関する文献展望を行った。不安に関するワーキングメモリの制御機能に関する研究では,抑うつなどの他の研究領域と比較して不足しており,今後,体系的な研究の蓄積が必要であることが明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
理由

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ワーキングメモリと感情に関する近年の研究動向2014

    • 著者名/発表者名
      上田紋佳
    • 雑誌名

      老年精神医学雑誌

      巻: 25

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] 特性不安尺度の多次元項目反応理論による検討2013

    • 著者名/発表者名
      上田紋佳
    • 学会等名
      日本心理学会第77回大会
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンター
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [図書] 記憶心理学と臨床心理学のコラボレーション 抑うつと長期記憶(第6章)2014

    • 著者名/発表者名
      上田紋佳
    • 出版者
      北大路書房
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2013-09-12   更新日: 2019-07-29  

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