研究課題
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強誘電性材料は不揮発性メモリーへの応用など、日常生活に不可欠な材料である。強誘電性カラムナー液晶は、カラム1本1本が強誘電性を発現し、超高密度メモリーへの応用が展開できる可能性がある。しかしながら、これまで報告された強誘電性カラムナー液晶はこれまで1例しか無く、またその分極反転のスピードは著しく遅かった。そこで、今回新たに強誘電性カラムナー液晶に似た、しかし液晶相を発現しない分子を合成し、それを混ぜ込むことで電場応答スピードを格段に向上することに成功した。これは混ぜ込んだ分子が不純物として液晶相の秩序構造を乱し、液晶のドメインサイズが小さくなり、分子の運動性が向上したものと推察される。
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