強誘電体-反強誘電体相境界におけるドメイン構造が巨大圧電性に及ぼす影響の調査

• 研究課題/領域番号: 25889025
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 無機材料・物性
• 研究機関: 東京工業大学
• 研究代表者: 安井 伸太郎 東京工業大学, 応用セラミックス研究所, 助教 (40616687)
• 研究期間 (年度): 2013-08-30 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 相転移 / 強誘電体 / 圧電体 / ドメイン / コンビナトリアル / 薄膜

研究成果の概要

相境界付近におけるドメイン等の挙動を詳細に調査することによって、巨大圧電性発現機構を理解できると考え、本研究では強誘電体-強誘電体相境界付近のドメイン構造を詳しく調査した。通常の強誘電体-強誘電体相境界と比較した結果、反強誘電体を用いた方がより大きな圧電性を示すが、そのドメインを動かすドライビングフォースはより大きなものが必要であることが分かった。

研究成果

• [学会発表] Perovskite型構造圧電体薄膜の開発～未来材料へ向けて～ (2015)
  • 著者名/発表者名: 安井 伸太郎, 舟窪 浩, 伊藤 満
  • 学会等名: 日本セラミックス協会2015年 年会
  • 発表場所: 岡山大学
  • 年月日: 2015-03-20
  • 招待講演
• [学会発表] Perovskite型構造圧電体薄膜の開発～脱ペロブスカイトへ向けて～”セラミックス協会若手講演会 (2015)
  • 著者名/発表者名: 安井 伸太郎
  • 学会等名: セラミックス協会若手講演会
  • 発表場所: 岡山大学
  • 年月日: 2015-03-17
  • 招待講演
• [学会発表] ペロブスカイト型強誘電体/圧電体薄膜の開発および特性、そして脱ペロブスカイト化に向けて (2015)
  • 著者名/発表者名: 安井 伸太郎, 舟窪 浩, 伊藤 満
  • 学会等名: 2015年誘電体スピントロニクス研究会
  • 発表場所: 東北大学
  • 年月日: 2015-01-05
• [学会発表] Combinatorial Study on Piezoelectricity in (Bi,Sm)FeO3 Thin Film System (2014)
  • 著者名/発表者名: Shintaro Yasui, Yoshitaka Ehara, Takahisa Shiraishi, Takao Shimizu, Hiroshi Funakubo, Mitsuru Itoh, Yasuhiko Imai, Hiroo Tajiri, Osami Sakata, and Ichiro Takeuchi
  • 学会等名: AMF-AMEC-2014
  • 発表場所: Shanghai, China
  • 年月日: 2014-08-28
• [学会発表] Design of Lead-free Ferroelectric/Piezoelectric Thin Films (2014)
  • 著者名/発表者名: Shintaro Yasui
  • 学会等名: Future Ferroelectrics 2014
  • 発表場所: Hiroshima
  • 年月日: 2014-08-21
  • 招待講演
• [学会発表] Giant Piezoelectricity of (Bi,Sm)FeO3 Epitaxial Thin Films (2014)
  • 著者名/発表者名: Shintaro Yasui
  • 学会等名: 10th Japan-Korea Conference on Ferroelectrics (JKC-FE10)
  • 発表場所: Hiroshima
  • 年月日: 2014-08-20
  • 招待講演
• [学会発表] MOCVD法により作製したBiFeO3基固溶体 エピタキシャル薄膜の結晶構造と圧電特性 (2014)
  • 著者名/発表者名: 安井伸太郎
  • 学会等名: マルチフェロイック討論会
  • 発表場所: 東北大学
  • 招待講演
• [学会発表] 強誘電体－反強誘電体相境界におけるエピタキシャル薄膜の圧電挙動 (2014)
  • 著者名/発表者名: 安井 伸太郎, 江原 祥隆, 白石 貴久, 清水 荘雄, 舟窪 浩, 伊藤 満, 今井 康彦, 田尻 寛男, 坂田 修身, Ichiro Takeuchi
  • 学会等名: 日本物理学会第69回年次大会
  • 発表場所: 東海大学
• [学会発表] Piezoresponse behavior at a Morphotropic Phase Boundary in (Bi,Sm)FeO3 Films (2014)
  • 著者名/発表者名: Shintaro Yasui, Yoshitaka Ehara, Takahisa Shiraishi, Takao Shimizu, Hiroshi Funakubo, Mitsuru Itoh, Yasuhiko Imai, Hiroo Tajiri, Osami Sakata, and Ichiro Takeuchi
  • 学会等名: Electro Materials and Applications 2014 (EMA2014)
  • 発表場所: Orlando
  • 招待講演
• [学会発表] 強誘電体－反強誘電体相境界を有する(Bi,Sm)FeO3エピタキシャル薄膜の電界印加時における圧電挙動の観察 (2013)
  • 著者名/発表者名: 安井 伸太郎, 江原 祥隆, 白石 貴久, 清水 荘雄, 舟窪 浩, 伊藤 満, 今井 康彦, 田尻 寛男, 坂田 修身, Ichiro Takeuchi
  • 学会等名: 日本セラミックス協会第26回秋季シンポジウム
  • 発表場所: 信州大学
• [学会発表] 強誘電体－反強誘電体相境界を有する(Bi,Sm)FeO3エピタキシャル薄膜の電界印加時における圧電挙動の観察 (2013)
  • 著者名/発表者名: 安井 伸太郎, 江原 祥隆, 白石 貴久, 清水 荘雄, 舟窪 浩, 伊藤 満, 今井 康彦, 田尻 寛男, 坂田 修身, Ichiro Takeuchi
  • 学会等名: 第74回応用物理学会秋季学術講演会
  • 発表場所: 同志社大学
• [学会発表] Enhanced Piezoresponse in (Bi,Sm)FeO3 Films at a Morphotropic Phase Boundary (2013)
  • 著者名/発表者名: Shintaro Yasui
  • 学会等名: The 16th US-Japan seminar on dielectric and piezoelectric ceramics
  • 発表場所: North Carolina
• [学会発表] Enhanced Piezoresponse in (Bi,Sm)FeO3 Films at a Morphotropic Phase Boundary for Piezo-MEMS Devices (2013)
  • 著者名/発表者名: Shintaro Yasui, Yoshitaka Ehara, Takahisa Shiraishi, Takao Shimizu, Hiroshi Funakubo, Mitsuru Itoh, Yasuhiko Imai, Hiroo Tajiri, Osami Sakata, and Ichiro Takeuchi
  • 学会等名: Material Research Society 2013 fall meeting(MRS-2013)
  • 発表場所: Boston
• [備考] 東京工業大学 応用セラミックス研究所 伊藤谷山研究室
  • URL: http://www.msl.titech.ac.jp/~itohlab/