研究課題/領域番号 |
25889031
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水工学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
菊 雅美 名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (50714127)
|
研究期間 (年度) |
2013-08-30 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
採択後辞退 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 海岸工学 / 越波 / 水理模型実験 / 数値波動水路 / 体積力型埋め込み境界法 / 現地観測 / 砂礫浜海岸 |
研究概要 |
風外力を導入した数値波動水路の提案:岐阜大学の風洞水槽を借りて,水理模型実験を行った.実験条件は,一様水深とし,造波板から約10m離れた位置に直立護岸を設置した.そして,波高と周期を変化させた規則波を作用させる波のみの場合,風速をに変化させた風のみの場合,そして波と風を同時に作用させた波と風の場合の3パターンについて実験を行い,それぞれの条件下における越波量を測定した.その結果,波形勾配が小さいと風の影響を受けやすいことがわかった. 数値波動水路への移動物体解析法の導入:3次元数値波動水槽CADMAS-SURF/3Dに体積力型埋め込み境界法に基づく移動物体計算手法を導入し,物体を強制的に運動させた数値計算から,導入した計算手法の妥当性と有用性を検証した.その結果,ピストン型およびフラップ型の造波特性関数に基づく造波テストでは,計算精度は造波板の振幅と最大角速度に依存するものの,目標とする規則波を良好に造波できることを確認し,導入した移動物体計算手法の妥当性を示した.さらに,ゲートの挙動を考慮したダムブレークテストを行い,従来のCADMAS-SURF/3Dによるダムブレークのみでは計算できなかった段波背後の挙動が再現できることを示し,移動物体計算手法を導入したCADMAS-SURF/3Dの有用性を明らかにした. 砂礫浜海岸の変動評価:2013年11月,2014年1月・2月に七里御浜海岸の現地観測を行った.観測には,GNSS測量器の他,地上レーザースキャナを用いた.地上レーザースキャナを用いることにより,立体的な観測を高精度かつ短時間で計測することが可能となり,砂礫浜海岸の変動特性を断面のみならず平面的に把握できるようになった.そして,2014年1月と2月の観測結果から,1月15日の低気圧に伴う高波により,侵食されたことが明らかとなった.
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|