研究課題
研究活動スタート支援
睡眠覚醒調節機構の解明は、睡眠障害対策に応用可能であり、学術的および社会的価値が高い。本研究では線条体による睡眠調節機構の解明を目的とした。広範である線条体領域を吻側、中央、尾側の3つに区分し、各領域の薬理遺伝学的活性化を行った。脳波・筋電図の測定に基づいて睡眠量の変化を測定した結果、吻側線条体の活性化は睡眠量を増加させた。これらの結果は、吻側線条体が睡眠促進に重要である可能性を示唆している。