研究課題
研究活動スタート支援
オートファジー関連分子であるLC3Bの表皮、皮膚付属器への発現が確認された。また乾癬やアトピー性皮膚炎といった疾患において、表皮顆粒層でのLC3Bの発現がより強くみられ、表皮肥厚による顆粒合成の亢進を反映していると考えた。またヒト培養表皮角化細胞を用いた実験では、LC3Bについて、TLR9リガンドで細胞を刺激した際に発現が増強する傾向が見られた。これらの結果は、オートファジーが皮膚での様々な物質合成に関与すること、細菌感染によりオートファジー及びそれに続く表皮過形成が誘導されることを示唆するものであるが、その機序を明らかにするには至らなかった。