研究成果の概要 |
末梢神経損傷に対するシュワン細胞移植の効果が報告されiPSc由来神経堤幹細胞(NCSC)はシュワン細胞を作成するソースとして期待されている.ヒトiPScをRhoキナーゼ阻害薬添加medium,成長因子を含むKSR medium,神経系細胞培養液へ経時的に濃度を変え培養した.免疫化学染色及びフローサイトメトリーにおいてiPScはNCSC特有のp75,HNK-1陰性に対し,分化後の細胞では63%陽性であった.免疫不全マウスを用いた坐骨神経圧挫モデルを作成し分化させたNCSCを移植した。移植後短期の組織標本ではコントロールと比べ有意な差は認めなかった。
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