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低酸素誘導性の器質変化が細胞機能に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 25893127
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 歯周治療系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

伊山 舜吉  大阪大学, 歯学部附属病院, その他 (90710765)

研究期間 (年度) 2013-08-30 – 2015-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2014年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード低酸素 / 細胞外基質 / 歯周病
研究概要

本研究課題では、低酸素環境が歯周組織における結合組織の器質的変化に及ぼす影響について細胞外基質に着目し、検討を行った。まず、歯肉線維芽細胞を1%酸素濃度(以下、低酸素)条件下にて培養した際のI型コラーゲンmRNA発現およびコラーゲンの成熟に関与する酵素群のmRNA発現について検討を行った。その結果、I型コラーゲンmRNAは著明な変化を示さなかった一方で、コラーゲンの形成・安定化に必須の役割を担うP4HA1およびPLOD2という両酵素のmRNA発現が低酸素下にて有意に上昇することが明らかとなった。次に、48時間低酸素下にて培養した際の培養上清中のI型コラーゲン産生量を解析したところ、低酸素条件下での培養は通常酸素濃度下での培養に比べ、I型コラーゲン産生を促進することが明らかとなった。
一方で、歯肉線維芽細胞を低酸素条件にて3時間培養した際のHIF-1 alpha集積がウェスタンブロット法にて確認された。そこで、低酸素条件下にて発現が上昇するP4HA1およびPLOD2 mRNAにおけるHIF-1alphaの関与について検討を加えた。まずHIF-1 alphaの安定化試薬であるdeferoxamine存在下にて歯肉線維芽細胞を培養し、両遺伝子の発現を解析したところ、低酸素下での培養と同様に、有意な発現上昇を認めた。次に、HIF-1 alpha阻害薬であるchetominを用いて阻害実験を行った。その結果、低酸素あるいはdeferoxamineによって誘導されるP4HA1およびPLOD2 mRNAの発現上昇はchetomin存在下にて有意に抑制された。
以上の結果から、歯肉線維芽細胞は低酸素下にてHIF-1 alphaを介してP4HA1およびPLOD2の発現を上昇させることによりコラーゲン産生を促進的に制御している可能性が示唆された。

現在までの達成度 (区分)
理由

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書

URL: 

公開日: 2013-09-12   更新日: 2019-07-29  

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