研究課題/領域番号 |
25893170
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
郡 勝明 九州大学, 大学病院, 助教 (30711006)
|
研究期間 (年度) |
2013-08-30 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
採択後辞退 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | CaSR / CaSR₋KD細胞 / 歯周炎治療 / L-VDCC |
研究概要 |
①CaSRの未分化なヒト歯根膜細胞株の骨芽細胞様分化における機能解析 当研究室で樹立した分化能の高いヒト歯根膜前駆細胞株である1-17細胞株にsiCaSRベクターを導入し、CaSRノックダウン細胞(CaSR₋KD細胞)の作製を試みた。樹立したCaSR₋KD細胞は有意なCaSR遺伝子発現の減少を認め、さらに、骨関連遺伝子(OCN、OPN)発現が上昇した。これらの研究結果は、国際誌「Cell and Tissue Research」に論文形式にて発表を行った。このことから、CaSRは1-17細胞株において骨系分化を抑制している可能性が示唆された。一般的にCaSRは骨形成を促進する働きを有していることで知られているが、本研究により、様々な細胞集団で形成される歯根膜組織においては、CaSRの働きは骨芽細胞とは異なる働きを有する可能性が強く示唆された。歯根膜細胞の骨形成をコントロールすることは歯の喪失の最たる要因となる歯周炎治療において重要な役割を担う。一方で、CaSRのヒト歯根膜前駆細胞株における働きを確固とするには、遺伝子ばかりでなく、タンパク解析やCaSR過剰発現細胞の作製など、さらなる研究が必要であると思われる。 ②CaSRとL-VDCCとの相互作用の解析 カルシウム刺激した1-17細胞株におけるCaSRの作動薬または拮抗薬を投与し、L-VDCCの遺伝子ならびにタンパク発現解析を行うことを前提に、1-17細胞株のCaSRに効果の高い作動薬ならびに拮抗薬をそれぞれ数種類選定し、CaSR遺伝子ならびに骨関連遺伝子の発現解析、さらに石灰化染色を行い、作用効率を確認した。適切な作動薬ならびに拮抗薬の決定により今後はCaSRとL-VDCCとの相互作用について明らかにする必要がある。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|