研究課題
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歯周病は破骨細胞による歯槽骨の吸収を伴う炎症性の疾患である。主要な歯周病原細菌であるPorphyromonas gingivalisは一群のタンパク質分解酵素ジンジパインを産生する。ジンジパインは基質分解部位からRgpおよびKgpに分類される。研究代表者らは、Kgpが破骨細胞抑制因子であるオステオプロテゲリン(OPG) (56kDa)をN末37kDaの断片に分解し、破骨細胞分化を促進することを発見した。本研究では、詳細な分解部位の同定と、分解部位に変異させた組換えOPGを調製し、Kgpに対する耐性化を目指したが、目的の変異OPGはこれまでのところ得られていない。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)
The Journal Of Biological Chemistry
巻: 289 ページ: 15621-15630