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認知科学理論に基づいた相補的な日本画学習法の実践と美術教育の汎用性を見いだす研究

研究課題

研究課題/領域番号 25908029
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅰ(文科系)
研究機関埼玉県立川口青陵高等学校

研究代表者

関口 浩  埼玉県立川口青陵高等学校, 教諭

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2013年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード認知科学理論 / 相補的な学習 / 美術の汎用性
研究概要

1 研究の目的
本研究は、認知科学理論に基づき、日本画学習における一斉的な授業形態から学習者参加型の言語活動や協力・協働的なグループ活動を通して、互いの「気づき」や理解を共有し、日本の文化を創りだしている普遍的な自然観・精神性を分かる「相互的な日本画学習法」を開発・実践するものである。そして、その実践結果からある一定の「美術教育の汎用性」を見いだし、人間が生きる上で獲得しなければならない能力を解明していく。
2 研究の具体的内容
勤務校の美術の授業で、日本画のカテゴリー概念に基づいた鑑賞教育から実技演習につながる試行授業を実践した。具体的な内容としては、①ウオーミングアップ(言語活動の把握)②エキスパート活動(知識の獲得)③ジグゾー活動(相補的な理解)④インディベント活動(自主調査)⑤クロストーク活動(自己・他者理解)⑥制作活動(再構築)⑦エンディング(内省)である。学習活動の過程記録から学習者のライフキャリア化(美術の汎用化)がどこで発動したのかを検証した。
3 研究の成果
日本人の創造性や思考力、独特の「感性」がどうように形成され、今日に至るのかを学習者同士が互いに教え合い、思索する相補的な学習活動を検証することにより、グループワークから「個」
の主体的な活動へと転換される際に効果が最も高まることが分かった。また、これまでの一斉的な日本画学習法での実践時と比較し、鑑賞活動の興味や制作での描きだそうとする題材の幅が大きく広がる結果となった。「美術教育の汎用性」とは、美術で培った能力を他の生活においていかに活用できるかの能力である。今後も自己形成時期に有効的な美術教育でしかできない学習の内容を研究したい。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 第50回全国高等学校美術工芸教育研究大会(香川大会)に参加して2014

    • 著者名/発表者名
      関口浩
    • 雑誌名

      埼玉県高等学校美術・工芸教育研究会研究集録

      ページ: 18-18

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [雑誌論文] 感性・認知科学的観点に基づいた日本画の相補的な学習法の試み2013

    • 著者名/発表者名
      関口浩
    • 雑誌名

      第50回全国高等学校美術工芸教育研究大会誌(2013香川大会)

      ページ: 76-79

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] 感性・認知科学的観点に基づいた日本画の相補的な学習法の試み2013

    • 著者名/発表者名
      関口浩
    • 学会等名
      第50回全国高等学校美術工芸教育研究大会(2013香川大会)
    • 発表場所
      サンポートホール高松
    • 年月日
      2013-08-08
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2020-05-15  

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