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タブレットを効果的に活用し,鑑賞したことを表現に発展させる図画工作科学習指導

研究課題

研究課題/領域番号 25908034
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅰ(文科系)
研究機関個人管理福岡県教育センター

研究代表者

谷本 一樹  福岡県教育センター, 指導主事

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
2013年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード技能・資料の拡大提示 / 情報の即時性や双方向性 / デジタルポートフォリオ
研究概要

〈本研究の目的〉
本研究は鑑賞を充実させるため, タブレットがもつ造形表現の価値をつかませ, 効果的に提示する機能を駆使することで, これまで浸透できなかった表現のコツや, 技能を獲得させ, 鑑賞する力を伸ばし, 表現に発展させることを目的としている。
〈研究の方法〉
①絵画を見る際に美術書を見せていたが, タブレットにデータ化し, イメージを効果的に喚起させ細部を瞬時に拡大することで, スピィーディに資料映像を鑑賞し, 表現のイメージ化の効果を向上させる。
②造形表現の工夫や技能を教師がタブレットで映像化し, その習慣の技能のコツを見直すことができるヒントを自由に閲覧したり, モニターで見直しポイントをとらえさせたりすることで, 表現の質の向上に生かす。
③タブレットで表面の質感や細かい表現をアップし, 絵の細部を分析し映像をモニターとつないで鮮明に写しだし, 拡大して見せるなど効果的な提示を行う。
④表現の変容を資料映として活用したり, 表現の変容をデジタルポートフォリオしストックすることで, 個人の表現がどのように変化し, イメージを具象化していったか, その過程まで評価に活用し, 授業の場面で即座に提示して例示するなどの指導と評価の一体化と効率化を図る。
⑤コンピューターグラフィックの映像技能を自由に操作し試行したり, 友達の作品を実物投影機とテレビモニターを活用し自由に参考にしたりするといった, 適時性のある鑑賞活動を行う。
〈本研究の成果〉
立体構成の能力を、キューブの立体構成ソフトで一定時間内の表現能力を方向性やバランスや立体感の観点で調査を行い、鑑賞を表現に生かす能力をポイント数に数値化した。その結果に基づきタブレットの拡大提示や部分焦点化や情報の即時的効果を活用した授業と活用せず行った授業とを比較し、無作為に同人数取り出し能力のポイント数の数値化した結果、タブレットがもつ機能を活用し, 造形表現の価値をつかませ, 効果的に提示する学習環境でコツや技能を獲得させ, 児童の鑑賞する力を伸ばし, 表現に発展させることができた。
○拡大提示や相互鑑賞にタブレットの効果をいかすICT機器の活用は鑑賞を充実させ表現を高める効果があることが明らかとなった。
○表現の能力を向上させるには十分な操作活動や試行活動が必要で、その効果をタブレットの即時性や双方向性といった機能を生かすことで、明らかに子どもたちの気づきを生み出させ、表現が変容した。
○ICT機器を使いこなすまでのICT支援員の協力や支援をさらに充実させる必要性を感じた。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] タブレットを効果的に活用し, 鑑賞したことを表現に発展させる図画工作科学習指導

    • 著者名/発表者名
      谷本一樹
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2020-05-15  

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