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国際バカロレアの趣旨をふまえた英語による世界史のカリキュラム開発および教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 25908052
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅰ(文科系)
研究機関東京学芸大学

研究代表者

山本 勝治  東京学芸大学, 附属国際中等教育学校, 教諭

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2013年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード世界史教育の国際化 / 論理的思考力 / ディプロマプログラム
研究概要

国際バカロレア(IB)のディプロマプログラム(DP)の趣旨をふまえた世界史のカリキュラム開発と教材開発をおこなった。日本語DP連絡協議会が設立されたこともふまえ、英語だけでなく日本語による世界史にも活用できるようになることを考慮に入れて、次のような研究開発を進めてきた。
1 DP歴史の各種テキストを分析し、それぞれの単元における中心的な問いの立て方や史資料の取り上げ方などの特徴を整理し、いかにして生徒の歴史的思考力や論理的思考力を培っているのか探ってみた。
2 DP歴史と高等学校学習指導要領における「世界史A」・「世界史B」の目標・内容・配慮事項等を比較検討した。目標や配慮事項に関しては共通点が多く、両者間にほとんど齟齬は無い。しかし、取り上げる時代の範囲が大きく異なる等、DP歴史を「世界史A」または「世界史B」として導入するにあたって学習内容面で検討すべき課題があることが明らかになった。
3 IBのワークショップや国際学校におけるDP歴史の実践事例に関する調査を通して、DP歴史にそった世界史の2年間(高2および高3)のカリキュラムモデルを英語にて作成した。
4 世界史Aの一単元(戦間期の世界)に関して、DP歴史にそった教材を開発した。
以上の研究を通して、日本の高等学校にDPを導入することにより、「知識基盤社会化やグローバル化」に対応するために不可欠な「思考力・判断力・表現力等」が育成されることを明らかにすることができた。即ち、日本の世界史教育の国際化に向けた改善の可能性を具体的に探ることができた点が、本研究の成果である。
なお、研究成果については、平成26年度に開催される勤務校の第4回公開研究会および日本社会科教育学会の全国研究大会においても報告する予定である。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 第4学年世界史Aにおける評価の取り組み2013

    • 著者名/発表者名
      山本勝治
    • 雑誌名

      国際中等教育研究(東京学芸大学附属国際中等教育学校研究紀要)

      巻: 第7号 ページ: 11-23

    • NAID

      110009850732

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] 多文化共生を意識した世界史2013

    • 著者名/発表者名
      山本 勝治
    • 学会等名
      日本国際理解教育学会
    • 発表場所
      広島経済大学(広島県)
    • 年月日
      2013-07-07
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2020-05-15  

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