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身近な植物を中心とした生物の総合教育教材の開発と授業実践の研究

研究課題

研究課題/領域番号 25909013
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅱ(理科系)
研究機関大阪府立枚方高等学校

研究代表者

片山 徹  大阪府立枚方高等学校, 教員

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード野菜・果物 / 総合的な教材 / 種と品種
研究概要

身近にみられる植物, 今年度は特に野菜・果物を中心に, 総合的な教材の開発実践を行った。植物の種と品種の違いについて, アブラナ科の野菜である「ダイコン」と「カブ」を例にした教材を作り, 食用部分の発生起源の違いなども考察させる教材とした。「カブ」については, 野沢菜なども同じ種であり, 白菜も同じ種であること, 同じ種であるために日本で白菜の栽培が困難であったこと, その栽培に挑戦した先人の苦労や科学的な考察についても紹介し, 科学的な研究と日常生活とのかかわりについて考えさせる教材とした。また, 同じアブラナ科で, 多くの外見が異なるキャベツの品種改良(ハボタン, カリフラワー, ブロッコリー, 芽キャベツなど)にも触れ, 農学的な面白さについて感じてもらえる教材を作った。さらに, ジャガイモとサツマイモが, 同じイモなのになぜ地下茎と根といわれるのかについて, 多面的で科学的な説明を加えることで, 理解と興味を高めるように試みた。ジャガイモについては, 救荒作物としての意義づけとともに, ヨーロッパでは容易に受けいれられなかった歴史に触れ, 食文化の保守性とともに, それを広める努力をした人々の苦労についても学ぶようにした。そして, 逆に一品種栽培に頼るようになったために, 大きな飢饉を招いたアイルランドの悲劇についても学ぶことで, 生物多様性や遺伝子資源の教材とした。どの内容も, 生徒の反応は良好で, 理解を深めることにも役立つ教材になったと自負している

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 身近な植物を中心とした生物の総合教育教材の開発と授業実践の研究2014

    • 著者名/発表者名
      片山 徹
    • 学会等名
      日本生物教育学会
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2014-01-12
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2020-05-15  

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