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防災意識向上を目的とした体験型学習ツールの開発~液状化災害のメカニズム~

研究課題

研究課題/領域番号 25909058
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅱ(理科系)
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

高田 晋  長岡技術科学大学, 技術支援センター, 技術職員

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード防災教育 / 液状化 / 噴砂現象
研究概要

本研究は, 小学生から地域住民までの幅広い年齢層に向けた「土の液状化現象およびその被害と対策」を理解するためのテキストの作成と, 理解深耕のための簡便かつ視覚的な体験型実験ツールを開発することである. はじめに, 土材料の特徴, 液状化現象発生メカニズムや発生条件, 国内外における液状化被害とその特徴, 液状化地盤の見分け方, 住宅地における液状化対策工等の応用に至るまでをアーカイブスしたテキストを作成した. このテキストは, 小学生や日本語力の乏しい留学生でも理解し易いように, 専門性を極力省いた内容で構成されており, 図説の豊富な資料, 例えば, 中越地震, 東北大震災, ニュージーランド地震の液状化被害の被災写真, 噴砂現象を撮影した動画等を多く取り入れるように工夫した. 次に, 簡易的な圧力容器を応用した噴砂実験装置を開発した. この装置は, 水で飽和した液状化地盤と, 不飽和化した非液状化地盤を同時に再現することができるようになっている. 特筆すべきは, 地盤内で受ける圧力や, 地盤内にできた亀裂を模擬したホース内を噴砂が通過する様子を目視できる他, AR (augmented reality)技術を利用して, タブレット端末上で試験機の概要を確認できるような工夫を凝らしたことである. この容器と, 小型の振動台を組み合わせることにより, 地震時に発生する液状化現象に起因した噴砂現象を, 簡便かつ視覚的に体験することができる. これにより, これまでの防災教育において, 実演することが難しく, またプレゼンテーション資料だけでは短時間で理解することが難しいとされる噴砂現象を, 直感的に理解できるようになった. 最後に, 本研究で開発した学習ツールを用いて, 一般市民を対象とした公開講座, 公開実験を試行し, その有効性や適用性を確認した. また, 本研究の最大の成果として, 小学生を対象とするビデオ教材を作成し, 科学啓発サイト内で公開することができた.

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] インターネット放送(第36回 地震で地面が水になる? -液状化について学ぼう-)

    • URL

      http://oberon.nagaokaut.ac.jp/techno/index.htm

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2020-05-15  

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