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小学校外国語活動で児童がAR(現実拡張)教材を創作できるアプリの開発と活用効果

研究課題

研究課題/領域番号 25910002
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関名張市立つつじが丘小学校

研究代表者

伊藤 健二  名張市立つつじが丘小学校, 教諭/教員

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードタブレット端末 / アプリ / AR
研究概要

平成23年度の学習指導要領の改訂により、今まで総合的な活動の一項目として扱われていた外国語活動が、教育領域として小学校で必修となった。筆者は外国語活動で児童が活用できる、ネット接続を必要としないオリジナルAR (augmented reality=現実拡張)教材システムを開発した。AR教材とは児童が作成した絵カードにタブレット端末をかざすと、ネイティブな外国語の音声とそれに関係する動画や画像を出現させることができる。本校において、このシステムの試用実践を行い、効果について検証を行った。調査結果と分析及び考察は以下の通りである。①操作性に関する調査 : 80%近くの児童が肯定回答を示した。自分の指を用いて直感的な作業で操作できるオリジナルARアプリの操作性が良好であることが示された。②即応性に関する調査 : 80%の児童が英語の音声を自分で聴きたい時にすぐ聴けるという肯定回答を示した。カードをかざした後に画面をタップしてからの音声再生反応時間が速かったことが結果の要因であると思われる。③ARの有効性に関する調査 : 肯定回答が81%であり、比較的良好な回答が得られた。児童は「自分で作る」という創作活動に満足感を強く感じていた。④ARの外国語活動への有効性に関する調査 : 肯定回答が8割でオリジナル教材の有効性が示された。今回の調査の中で予想以上の結果を示したのが③であり、与えられた既成のカードを使用するよりも自分で作成することに高い意欲を持つ児童が多かった。創作活動が満足感、達成感を高める効果があると予想され、本教材の有効な方策が示されたと考える。今後はこの教材で高まった学習意欲の持続が可能か調査を進める予定である。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 小学校外国語活動におけるAR(現実拡張)教材システムの開発と試用―児童が創る学びの仕掛け―2013

    • 著者名/発表者名
      伊藤健二
    • 学会等名
      第39回全日本教育工学研究協議会全国大会
    • 発表場所
      仙台市青年文化センター
    • 年月日
      2013-10-26
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2019-07-29  

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