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タブレット型端末活用による協働学習の体育科授業モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25910005
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関大阪教育大学

研究代表者

栫井 大輔  大阪教育大学, 附属天王寺小学校, 教諭

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード協動学習 / ICT活用 / 体育科授業
研究概要

本研究の目的は, 「協働学習」を行うツールとしてタブレット型端末を体育科の授業で活用することであった。それまでの, 動きの分析やフィードバッグを促すツールとして, そして一斉か個人で学習するためのツールとして扱われてきたICTを, 新たに他者と運動を共感的に見て動きを共有したり新たな動きを考えたりするためのツールとして活用させようとした。
研究の方法と次の3つの方法で研究を進めた。まず資料収集である。ICT活用を進めている学校の教員からの聞き取り, 「タブレット端末活用セミナー」への参加, 文献講読を行った。次に体育館のICT環境の整備である。体育館おける大型ディスプレイ, タブレット型端末を扱える環境整備を行った。これに関しては, 本学情報教育センターの協力も頂いた。最後に協働学習を促すタブレット型端末活用の授業実践を行った。具体的には第5学年ボール運動領域ネット型の授業で実践を行った。
研究の成果として, 以下のことが挙げられる。それは, 体育科の授業でICTを活用するためには, ICTを活用した一般的な授業と同じ変遷を辿ることが明らかになったことである。具体的には, いきなりタブレット型端末を子どもに配付しても, それは動画を撮る機器の一部に過ぎず, またその動画を見ても写真などのアナログを見るときと何ら変りがないということである。つまり, ICTを通して何を学ぶのかといった, ICTを活用する意味を子どもが授業の中で感じていなかったら, それまでの授業で活用していたアナログ的なものとなんら変りがなかった。そのため, 子どもの資料を大型ディスプレイで共有する方が, ICTを活用する意味や, それを使うことによるメリットを共有しやすく, 授業において効果があった。これは, 教室での授業において, まずは教師のツールとしてICTが活用され, 活用のメリットを共有した子どもたちがICTを活用するといった流れと一致する。つまり, ICTを扱うことの共感が, 協働学習の初期段階で必要であることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書

URL: 

公開日: 2013-05-15   更新日: 2019-07-29  

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