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学生国際化事業の成功要因―東工大「JAYSES」の事例より―

研究課題

研究課題/領域番号 25910034
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

紫村 次宏  国立大学法人東京工業大大学, 総務部広報・社会連携課基金室, 事務職員

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード学生交流 / 異文化理解 / 留学促進
研究概要

本研究は、東京工業大学国際室が2007~2012年に実施したJAYSES (Japan-Asia Young Scientist and Engineer Study Visit : 日本アジア理工系学生交流プログラム)参加者に対して追跡調査を行い、プログラムのインパクト、成功要因、課題を分析することを目的とする。具体的には参加者の多い国で直接インタビュー調査を行い、それらの回答から成功要因等を抽出する。
本研究代表者は、本科学研究費補助金(奨励研究)によりタイ、インドネシアに赴き、それぞれ6名および8名の計14名(タイ、インドネシア参加者合計の約10%)に一人当たり約1時間のインタビュー調査を行った。その結果次のような傾向を見ることができた。
【インパクト】
・国籍の異なる友人(日本、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム)が(多くの場合初めて)出来た
・日本人に対する見方が変わった(それまで日本人は、観光旅行者か「会社のボス」しか存在しなかった)
・東工大を含めた日本に留学するきっかけとなった(修士課程、研究生等)
【成功要因】
・国籍、専門分野、言語、宗教等バックグラウンドの異なる学生が10日間同じ目的で過ごすことによる刺激
・各国を代表する大学の理工系学生という共通項があることにより基礎的な学力レベルがそろっている
・同じ課題(渋滞、環境、高等教育)を議論する上でも、各国の事例をもちより比較が容易だった
・訪問先が多岐に渡り、様々な視点を得ることが出来た
・通常ではなかなかいけない現地日系企業の工場を見学することが出来た
【課題】
・プログラム内容に比べ各参加大学による広報が魅力的でない。東工大側でポスター雛形を作るべき
・プログラム終了後のフォローアップがあまりない。同窓会設立を希望する。
本研究代表者はこの結果を整理し、国際開発学会のジャーナルあるいは学会への投稿を予定している。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2019-07-29  

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