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脳性まひ児の姿勢改善を目的とした指導効果の検証-座面圧力分布測定による評価-

研究課題

研究課題/領域番号 25911010
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 特別支援教育
研究機関筑波大学

研究代表者

杉林 寛仁  筑波大学, 附属桐が丘特別支援学校, 教諭

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2013年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード座面圧力分布 / 自立活動
研究概要

【研究目的】
特別支援学校の自立活動の時間の指導において、アセスメントと指導効果の測定については指導者の観察による主観的な判断が多く、客観的にアセスメントや効果測定を示した研究は少ない。
本研究では、肢体不自由特別支援学校において教科指導を行っている脳性まひ児(痙直型)を対象とし、座位姿勢における座面圧力計による圧力分布の特徴を整理し、姿勢改善を目的とした自立活動の指導において、座圧分布の変化から指導効果の測定について事例的に検証することを目的とした。
【研究方法】
研究1 : 本校に在籍する脳性まひ児(痙直型)小学生11名(平成25年度)の座面圧力分布を測定し、その特徴について整理した。
研究2 : 座面圧力分布の特徴として代表的な事例を自立活動の時間(1単位40分×6回)で指導し、授業者の観察による授業評価と座面圧力計による測定の比較により、指導効果について検証した。
【研究成果】
研究1より対象とした脳性まひ児の座面圧力分布は、①坐骨から尾骶骨を中心に全体的に分布するタイプ、②坐骨を中心に臀部から大腿部全体に分散しているタイプの主に2つに分かれた。研究2では、①の児童1名を対象とし、自立活動の授業を展開した。指導の評価について、授業者の観察より、「指導前に比べ、指導後は骨盤が起き、首、背筋を伸ばして上体を支えることが上達した」などがあげられた。座面圧力計の測定結果からは、指導当初は臀部が広く大腿部まで圧力が分散していたが、指導後半では坐骨に圧力が集まるように変化していることが示された。授業者の観察と座面圧力測定結果との比較から観察による評価に伴って、座面圧力分布も坐骨周辺に集中するように変化している結果となった。また、授業者の感想では、圧力分布測定により、より細かい実態把握ができること、指導の成果に実感も得やすく、関係者と評価を共有しやすいなどがあげられた。今後は対象授業を増やし、検証を継続していくことが課題である。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 脳性まひ児の自立活動における指導効果の検証―座面圧力分布測定による変化―2013

    • 著者名/発表者名
      城戸宏則・杉林寛仁
    • 学会等名
      日本特殊教育学会
    • 発表場所
      明星大学 (東京都)
    • 年月日
      2013-08-31
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

URL: 

公開日: 2013-05-15   更新日: 2019-07-29  

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