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ミクロおよびマクロ撮影技術を使って明らかにするイカ類の生態と発生

研究課題

研究課題/領域番号 25924013
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 生物学Ⅱ(動物)
研究機関ドキュメンタリーチャンネル

研究代表者

藤原 英史  株式会社ドキュメンタリーチャンネル, 自然科学映像部, ディレクター

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードイカ / 産卵 / 発生
研究概要

研究計画に基づき、平成25年の夏期から秋期にかけて、ヒメイカの飼育・観察を行った。ヒメイカが水槽内で産卵する様子をハイビジョンカメラと特殊なマクロレンズで、超拡大撮影し、それに成功した。これまで、イカの産卵行動において、メスが産卵の過程のどのタイミングで卵と精子を受精させているのかは不明であったが、本研究で得られた映像から、卵を保護するための卵ゼリーの中に卵を産み込んだ直後に、メスの口部周辺にある貯精嚢を卵ゼリーに押しつけるような行動をとり、この時に卵ゼリー内に精子を注入し、最後に、口でゼリーの穴を閉じることが明らかになった。このような行動をとることで、体内に貯めた限られた量の精子でも、確実に受精させることが可能になると考えられた。
また、受精卵にヘキスト染色を施し、卵割する様子を微分干渉顕微鏡および蛍光顕微鏡でライブセルイメージングを行った。これまで、イカ類において、一つの卵の卵割の様子を連続的に記録し、細胞運命を追った研究はほとんどなかった。そのため、卵割で殖える細胞がどのような過程を経て組織や器官になるのかを詳しく知ることはできなかった。今回、受精直後のヒメイカ卵のヘキスト染色の方法を確立することができた。そして、8細胞期から覆い被せが始まる、2日後くらいまで、細胞の核の位置を映像で追跡することができるようになった。その結果、細胞の移動は、予想していたよりも少ないことが明らかとなった。
平成25年7月に行ったアオリイカの産卵行動の観察は、産卵期のアオリイカが隠岐ノ島周辺の海域に現れる個体が例年よりも少なかったため、産卵行動を撮影することができなかった。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ハイビジョン映像による水生動物の産卵および発生の記録・観察2014

    • 著者名/発表者名
      藤原英史
    • 学会等名
      日本動物学会 関東支部大会
    • 発表場所
      東大・柏キャンパス
    • 年月日
      2014-03-15
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2020-05-15  

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