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キュウリによる野菜の機能性(抗酸化能)低下作用とその調理的制御法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 25925004
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 農学・水産学
研究機関清心女子高等学校

研究代表者

山田 直史  ノートルダム清心学園清心女子高等学校, 教員

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2013年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード抗酸化活性 / ポリフェノール / アスコルビン酸オキシダーゼ
研究概要

1. キュウリホモジネ一トとトマトホモジネートの混合によるポリフェノール含有量の変化
(1)実験目的 : 混合物から得られる抗酸化活性が低下したが、無くなったわけではなかった。ポリフェノール含有量を測定し、キュウリとの混合による変化をトレースすることで、低下作用への寄与を考察する。
(2)実験方法 : フォーリンチオカルト法を用いて測定した。
(3)実験結果 : 混合する事でトマトに含まれるポリフェノール総量が28%減少した。残ったポリフェノールが混合後の抗酸化活性に影響を与えていると考えられる。
2. キュウリとトマトの接触状態におけるDPPHラジカル捕捉活性
(1)実験目的 : キュウリとトマトは、カット後に接触した状態でそれぞれ摂取されることが一般的あるため、接触条件による抗酸化活性を経時的に測定し、日常に近い条件でのデータを明確にする。
(2)実験方法 : 1/8にカットしたトマトの断面に輪切りにしたキュウリを接触させ、5分後、30分後にトマトの抗酸化活性を測定した。対照区として湿らせたろ紙を接触させた。DPPHラジカル捕捉活性法を用いて測定した。
(3)実験結果 : 接触による明確な抗酸化活性の低下は見られなかった。
3. キュウリの加熱処理・酢添加条件によるDPPHラジカル捕捉活性の変化
(1)実験目的 : 加熱処理、pH変化によるアスコルビン酸オキシダーゼ活性の抑制効果を検証し、抗酸化物質の損失の少ない条件を明確にする。
(2)実験方法 : 袋に入れて煮沸したキュウリのホモジネート、および、キュウリホモジネートに酢を添加したものを試料とし、アスコルビン酸に加えて抗酸化活性を測定した。
(3)実験結果 : 煮沸したキュウリを加えることで、アスコルビン酸のみのときより抗酸化活性が強くなった。酢添加では、加熱処理以上の抗酸化活性の強化が見られた。加熱処理、pH変化によってキュウリ自身の保有する抗酸化物質も得られることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 女子高生が測定したキュウリによるトマトの抗酸化活性低下作用2013

    • 著者名/発表者名
      山田 直史
    • 学会等名
      日本調理科学会
    • 発表場所
      奈良女子大学(奈良県)
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2019-07-29  

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