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医薬品と臨床検査値との禁忌データベースの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25929016
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 薬学Ⅳ
研究機関千葉大学

研究代表者

橋本 杏里  千葉大学, 医学部附属病院, 薬剤師

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
300千円 (直接経費: 300千円)
2013年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワードデータベース / 検査値 / 処方鑑査
研究概要

【研究目的】
添付文書には、特に致死的または極めて重篤かつ非可逆的な副作用の発現の防止が必要な医薬品には「禁忌」として記載が定められている。一方、臨床検査値は薬物治療の安全性を確保するための重要な指標である。処方鑑査時に薬剤投与の妥当性について「禁忌」という観点から臨床検査値を確認することが望まれる。しかしながら、医薬品と臨床検査値との禁忌データベース(DB)は未だ開発されていない。検査値関連の禁忌についてDB開発を行い、調剤時に簡便に禁忌を発見できる体制を構築することを目的としてDBを開発した。
【研究方法】
1. 臨床検査値に関係する禁忌・警告を臨床検査項目に変換するための変換語リスト(禁忌に「高Na血症」と記載されている場合「Na」と変換した)を作成し、それを基に医薬品と臨床検査項目との禁忌DBを作成した。〓したDBをシステムに導入し、処方せんに医薬品ごとに設定した臨床検査値を印字した。実運用にて、臨床検査値に関連した疑義照会による処方変更件数を調査した。
2. これまでに構築したDBが有用であることが示されたため、臨床検査項目との関係が曖昧なもの(例えば肝障害、電解質異常など)についてDBをさらに拡充した。
(1)投与時に臨床検査が必要な医薬品について
定期的な臨床検査の実施指定のある医薬品について、必要検査項目として設定した。
(2)肝障害、腎障害に禁忌である医薬品について
肝障害に伴って変動する臨床検査項目の検討を行った。また、肝障害、腎障害に関する禁忌について「重篤」「中等度以上」などの重症度の文言の整理を行い、重症度別の基準値を作成した。
【研究成果】
当院採用品目について、作成した変換語リストを基に対応する臨床検査値を関連づけたところ、287医薬品、505項目をDB化することができた。また、禁忌を回避した処方変更事例は8件であった(2013年11月~2014年1月)。作製したDB導入前は防ぐことが出来なかった禁忌の事例を回避することが出来た。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 医薬品と臨床検査値との禁忌データベースの開発2014

    • 著者名/発表者名
      橋本 杏里
    • 学会等名
      第29回千葉県病院薬剤師会会員研究発表会
    • 発表場所
      千葉県商工会議所
    • 年月日
      2014-03-01
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] 医薬品と臨床検査値との禁忌データベースの開発2013

    • 著者名/発表者名
      橋本 杏里
    • 学会等名
      第29回 千葉県病院薬剤師会 冬期研究成果報告会
    • 発表場所
      千葉大学
    • 年月日
      2013-12-14
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] 医薬品と臨床検査値との禁忌データベースの開発2013

    • 著者名/発表者名
      橋本 杏里
    • 学会等名
      第29回 千葉県病院薬剤師会 夏期研究成果報告会
    • 発表場所
      千葉大学
    • 年月日
      2013-07-27
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2020-05-15  

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