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集中治療室で使用される注射剤の文献調査と配合変化試験に基づく配合変化早見表の開発

研究課題

研究課題/領域番号 25929030
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 薬学Ⅳ
研究機関九州大学

研究代表者

武田 真樹  九州大学, 大学病院, 薬剤師

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード集中治療室 / 注射剤 / 配合変化
研究概要

【研究目的】
注射剤の配合変化は不溶物の体内流入に繋がり、治療効果を大きく損なう恐れがある。特に集中治療室をはじめとする救急・集中治療領域では、多種多様な注射剤を用いるため、迅速かつ的確な配合変化情報の提供が極めて重要である。九州大学病院集中治療室でも多数の注射剤(平均9.3剤/人)を投与するため、点滴チューブの本数が増え(平均4.6本/人)、非常に複雑化し医療安全上の課題がある。そこで本研究では、迅速な対応が必要な集中治療の現場ですぐに活用できる配合変化早見表の開発を目的とし、文献調査を実施した。
【研究方法】
救急・集中治療領域で使用頻度が高い注射剤35薬剤(鎮痛鎮静剤6薬剤、利尿剤・心不全用剤10薬剤、不整脈用剤3薬剤、輸液製剤7薬剤、電解質補正剤3薬剤、その他6薬剤)を選定し、各薬剤の添付文書、インタビューフォーム、製薬企業作成の配合変化表、書籍(注射薬調剤監査マニュアル第3版・第4版、Handbook on injectable drug 16th edition)を用いて配合可否を評価した。
【研究成果】
文献調査を行った結果、35薬剤1,190件の組合せ中、配合可能520件、条件により配合可能57件、配合不可29件、実測データがなくpHおよび構造式より配合可否を推測する組合せ584件となることが明らかとなった。これらのデータは、配合変化早見表として集中治療室に配置している専用端末で常時閲覧可能な表形式で開発し公開した。また配合変化早見表の配合可否の判定記号と個々の根拠情報をリンクさせることで、短時間で情報収集が可能となり、本研究結果は患者状態に応じて様々な濃度で投与される事例が多い集中治療室で投与ルートを選択する際に有益な情報となることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ICUで使用される注射剤の文献調査に基づく配合変化早見表の開発2014

    • 著者名/発表者名
      石田 茂
    • 学会等名
      日本薬学会第134年会
    • 発表場所
      熊本市総合体育館(熊本)
    • 年月日
      2014-03-30
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2020-05-15  

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