研究課題
奨励研究
本研究は,レバノン人ディアスポラの投票行動と政治意識について明らかにするものである.本研究の最大の特色は,時間軸/国別/宗教・宗派の,3つの比較の視点から分析を行う点にある.具体的には,2018年と2022年の選挙における投票率や投票行動の違いに注目し,欧米に居住するディアスポラを対象とする.本研究は量的な選挙データを用いた投票行動の変化を明らかにするとともに,欧米やレバノン本国でのフィールドワークを通じて,政治組織・一般市民へインタビュー調査を行い,ディアスポラの政治意識を明らかにする.