本研究は、建設用3Dプリンタ構造物の力学特性における、プリント経路依存性の解明を目的とする。 10000パターンのプリント経路を対象に、造形物の曲げ挙動をシミュレーションし、深層学習を用いてシミュレーション結果の特徴量を抽出する。本手法により、力学特性に影響を及ぼす経路の特性および影響の大きさを解明し、実験的検証によって結果の妥当性を確認する。 実験用の3Dプリンタは学生と協働して製作予定であり、製作指導を通してマルチスキル習得を促す教育効果へと波及させる。また、オープンキャンパスや模擬講義の場でプリントデモを実施し、中等教育および高等教育の領域においても工学分野への興味関心の向上に貢献する。
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