本研究は、申請者が開発した短期間・低コストでモノクローナル抗体(mAb)を作製可能なMIHS-SAST法を、個人研究者や学生でも再現可能な形に最適化し、広く普及することを目的とする。特に、フローサイトメーターを用いた抗体産生細胞のシングルセルソーティング工程について、機種依存性のない条件を明確化し、汎用的なプロトコルを作成する。さらに、写真・図解を多用した教材を整備・公開し、研究現場への導入を促進する。これにより、mAb作製の自由度とスピードが向上し、基礎から応用研究まで幅広いライフサイエンス研究の加速が期待される。
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