近未来の国の統治に対する不安の国際比較研究：マクロな政治制度・文化要因の視点から

• 研究課題/領域番号: 25H00535
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分6:政治学およびその関連分野
• 研究機関: 同志社大学
• 研究代表者: 池田 謙一 同志社大学, 社会学部, 教授 (30151286)
• 研究分担者: 安田 雪 関西大学, 社会学部, 教授 (00267379) ; 小林 哲郎 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60455194) ; 大村 華子 京都大学, 法学研究科, 教授 (90612383) ; 赤枝 尚樹 関西大学, 社会学部, 教授 (50645546) ; 竹本 圭佑 大阪商業大学, JGSS研究センター, 研究員 (60824901)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 45,630千円 (直接経費: 35,100千円、間接経費: 10,530千円); 2025年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
• キーワード: 統治の不安 / 民主主義 / 政治参加 / 国際比較調査 / 政治文化

研究開始時の研究の概要

政治不信がもたらす負の帰結は広く検討されてきたが近未来の統治に対する「統治の不安」はそうではない。政治不信と統治の不安を対比的に概念化し、後者がもたらす政治参加や民主主義支持のあり方との関連性を日本市民を含む国際比較質問紙調査によって明らかにする。国や社会の将来に対するリスク認知を統治の不安の代替指標とした研究を発展させ、統治の不安を直接的尺度化した国際比較研究を展開し、民主主義の「後退」する世界の中で、政治制度的・政治文化的制約を考慮した上で、統治の不安と民主主義の価値観や社会の分断の認識との交互作用の効果、統治の不安が引き起こすのは権威主義への志向か私生活志向か、その複合的帰結を探求する。