免疫細胞の空間的挙動がもたらす血管炎症の慢性化機構

• 研究課題/領域番号: 25H01049
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分53:器官システム内科学およびその関連分野
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 上田 和孝 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (60375798)
• 研究分担者: 橋本 昌樹 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (01000215) ; 唐崎 航平 東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (30982748)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 45,500千円 (直接経費: 35,000千円、間接経費: 10,500千円); 2025年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
• キーワード: 大動脈瘤 / 血管炎症 / 血管周囲脂肪組織 / Tリンパ球

研究開始時の研究の概要

心血管疾患は日本人の主要な死因であり、その発症メカニズムの解明が求められている。従来の血管疾患の概念を超え、血管周囲脂肪組織（PVAT）の変化が血管の炎症を調節することが明らかになってきた。特に、PVATに集まるTリンパ球などの免疫細胞が、さまざまな血管疾患に関与する可能性が示唆されている。本研究では、最新の分子解析技術を用いて、マウスやヒトのPVAT内での免疫細胞の動きを詳細に解析し、炎症が慢性化する仕組みの解明から新たな治療法の開発を目指す。