高精度計測技術に基づくトリチウムの環境・生物影響の理解とリスク評価法の確立

• 研究課題/領域番号: 25H01179
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分63:環境解析評価およびその関連分野
• 研究機関: 弘前大学
• 研究代表者: 赤田 尚史 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 教授 (10715478)
• 研究分担者: 田中 将裕 核融合科学研究所, 研究部, 准教授 (00435520) ; 平尾 茂一 福島大学, 環境放射能研究所, 准教授 (30596060) ; 鈴木 正敏 東北大学, 災害科学国際研究所, 講師 (60515823) ; 笹谷 めぐみ (豊島めぐみ) 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 准教授 (80423052) ; 田副 博文 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 教授 (60447381) ; 田中 和貴 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 特任助教 (50913208)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 46,150千円 (直接経費: 35,500千円、間接経費: 10,650千円); 2025年度: 11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
• キーワード: トリチウム / 環境動態 / 生物影響

研究開始時の研究の概要

幅広い濃度領域をカバーした高精度大気トリチウム計測技術と極低濃度環境試料中トリチウム分析技術を確立し、環境ー動植物系のトリチウム移行挙動を明らかにするとともに、低濃度持続ばく露とトリチウム化合物の違いによる細胞影響を解明する。また、高感度モデル動物を用いて、低濃度トリチウム処理と等価な低線量・低線量率放射線被ばくによる発がんリスクの高精度評価・解析を行う。環境データとトリチウム細胞内局在を線量評価で関連付けることで、有機結合型トリチウムリスク評価法の確立を環境(マクロ)と生物(ミクロ)の両面から取り組む新領域を探求し、サイエンスコミュニケーションに活用する。