研究課題
基盤研究(B)
本研究の目的は、日本の新規開業企業が資金調達手段として銀行借入を利用することの利点と弊害を明らかにすることである。この目的を達成すべく、本研究では、主に以下の3点を行う。第一に、起業家の人的資本と社会資本をもとに、起業家属性ごとの銀行借入の有用性を評価する。第二に、様々な種類の貸出供給ショックを用いて、銀行借入依存の影響を分析する。第三に、経営者保証に依存しない創業融資制度に着目し、同制度の功罪を検討する。