研究課題
基盤研究(B)
本研究は、膜ファウリングの原因細菌を対象とするファージの分離・培養とその殺菌効果を最大化するナノ秒パルス電場によるエレクトロポレーションシステムを創生する。我々は、未培養細菌群はMBRの活性汚泥中でマイナー種であったにもかかわらず、膜面バイオフィルム中に集積されるという興味深い現象に着目した。本研究は、それら“真”に膜ファウリングを誘起する細菌を特異的に溶菌するファージを用いて、水処理を達成する微生物群集系には影響を与えない極短パルス電場を導入することで、ファージの特異性を最大限に活かした新規膜ファウリング制御手法を開発する。