研究課題
基盤研究(B)
2次元物質を回転積層したツイスト積層系は、バルク・単層試料では現れない新規物性発現・制御の舞台として盛んに研究されている。特に非従来型の強誘電体である「スライディング強誘電体」は、2021年の発見以降、爆発的に研究が進められている。本研究では、電場印可下においてツイスト積層系の結晶構造を定量決定する6次元超高速回折トモグラフィー法を実現する。これにより、3次元的な結晶構造の時間依存性を、nm × nsの時空間分解能で定量計測する。このような計測により、パルス電場印可中の非平衡なスライディング強誘電体の分極反転機構を解明する。